１杯のウイスキーから始まった静岡との縁　国内外に評価される蒸溜所を目指す

中村 美香さん

東京都生まれ、福島育ち。静岡大学法学科を卒業後、東京都内の税理士事務所に就職する。2012年、スコットランドのアイラ島でウイスキー蒸溜所を見学。以降、東京でOL生活を送りながらガイアフローが手がける静岡蒸溜所の設立をサポートする。2015年静岡に移住。結婚を経て、2018年3月、副社長に就任。

20代前半で知ったウイスキーの奥深い魅力

ウイスキーとの出会いは、大学生の時、知り合いに連れて行ってもらったバーで。いつもはカクテルを飲んでいたのですが、「おもしろいお酒が飲みたい」とリクエストして出てきたのが、初めて飲んだウイスキーでした。第一印象は父の歯科診療所を思い出させる味と香り。好みが分かれるお酒ですが、私には懐かしい感じでした。その後、これはスコッチの『ラフロイグ』だと教えられ、この名前だけはずっと覚えていました。その後、就職した東京でたまたまモルトウイスキー専門のバーを見つけ通うように。しばらくはラフロイグ一辺倒でしたが、専門店だけあってお客さんもウイスキーに詳しく、いろいろと話を聞き、飲み比べているうちにイベントに誘われたりして、どんどんとその魅力と深みにはまった感じでした。

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