【食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)】姉妹で営むかわいいコンテナのお弁当屋さんが2020/12/15(火)にオープン
国道150号いちご海岸通り沿いを車で走っていると、白黒模様のコンテナと”お弁当”と書かれたのぼり旗が目に留まる。これが「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」だ。取材に訪れた2021年2月初めは、ちょうど地元テレビで紹介された次の日でとても忙しそう。お店を切り盛りするマイさん・マユさん姉妹が気さくにお店のことやオープンにまつわるエピソードを話してくださった。
2020/12/15(火)OPEN! お弁当・西平松「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」
「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」は、おうちご飯を便利にしてくれるお店
「お昼ごはんは何にしよう。夜ごはんは何をつくろう。野菜もお肉もお魚もバランスよくとりたい。でもメニューを考えるのは面倒くさい!」。普段、家庭の調理を担う人はきっと毎日そう思っているだろう。そんな毎日の暮らしをお手伝いしてくれるお店が「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」。「“お弁当”ではあるんですが、“料理”として提供したいと考えているんです。お肉も野菜もバランスよくとれて、酸味、辛味、甘味、時には苦味など、味のキレを意識しています」と妹のマユさんは話す。
平日の午前中、お昼時以外の朝も、お客さんが代わる代わる訪れる。テレビの影響もあるのだろうが、馴染みのお客さんが多い印象。国道150号を走るトラックの運転手、近くで働く会社員、サイクリング中のご夫婦、小さなお子さんを連れたお母さんなど、客層は実にさまざま。一人で2つ、3つ買っていく男性客もいる。長距離を運転するトラックの運転手は昼食用・夕食用と買っていくようだ。
お弁当は一つ650円や700円程度と手に取りやすい価格が多い。日替わり弁当から、チキン系、ハンバーグ系、ポーク系、焼肉系まで、彩りを考え旬の野菜も添えられたバランスがいいお弁当。1日にだいたい10種類程度を用意しているそうで、電子レンジも設置。日常使いにも便利だ。密を避けるために、お弁当ができあがるのを待つ場合は、駐車場で待っていただき、車へお届けしてくれるそう。
「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」は、おいしいものが大好きな元気で明るい姉妹が営むお店
姉のマイさんが経営と販売、広報などのプロデュースを担当し、妹のマユさんが調理担当。コンテナの牛柄のような模様は、丑(うし)年のオープンだからではなく、「おいしいものが大好きで、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと白黒はっきりしているから。自分たちがおいしいと思うメニューだけを出しています」と姉のマイさんは朗らかに笑いながら話す。「こう見えて人見知りするタイプなんですよ」というが、初めて会ったとは思えないくらい親しみやすく、話していて楽しい。さすが広報担当! お客さんとも単純な商品とお金の受け渡しだけでなく親しみやすく話してくれるので、お客さんも楽しそうに会話していく。
「お店を始めたきっかけは、お店の裏が実家なんですが、建設関係の仕事を営む父に、おいしいものを食べさせたいと思っていたのもありました。もう一つは料理人だった妹が、コロナを機に仕事が少なくなってしまったのもきっかけですね。私は父の会社で経理の仕事もしているのですが、コロナの緊急事態宣言下、学校が休みになり、子どもたちの食事を用意できず、妹にご飯をつくってもらっていたんです。こんなおいしい食事を、自分と同じように困っている人たちにも提供してあげたいと思ったんです」と姉のマイさんは話す。
妹のマユさんは、20歳から飲食業界に入り、23歳から料理をはじめ、いつか自分のお店をもてたらと、フレンチ、イタリアン、ホテル、和食店など、さまざまなお店を経験し、料理の腕を磨いてきた。コロナ禍の中、おいしいものを食べたくても飲食店に行きにくい人も多い。そんな中、自宅でおいしいものを食べてもらえたらという。
「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」の本格韓国料理にも注目!
キムチやコチュジャン、焼肉のたれは姉のマイさんの手づくり。「祖母が韓国人。直伝の味を生かしつつ、料理に使う時は日本人にも合う味にしてあります。ちなみに店名の『みはな』は父の名前なんですよ」。ビビンバやキムチといった韓国メニューは、やはり味が本格派。キムチは漬けてもすぐ売り切れてしまうようなので、店頭で見かけたらぜひ購入しておきたい。
同じく人気なのはドレッシング。特にニンジンのドレッシングは人気で、こちらも店頭に出すと、すぐ売り切れてしまうことが多い。家のサラダがプロの味になるドレッシングなので、こちらもおすすめ。
「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」は、暮らしの食を彩るコンシェルジュ的な存在のお店
「店名に“こんしぇるじゅ”と入っているように、たとえばお子さんの誕生日、ホームパーティのオードブル、節分の恵方巻き、ひなまつりメニュー、お花見のお弁当など、日常生活にはさまざまなイベントがあります。そんな暮らしのシーンごとにおける食のお手伝いもできたらと考えています」。料理系はもちろんだが、ケーキや焼菓子などもできるそうなので、誕生日やホームパーティの料理のトータルコーディネートをお願いできそうだ。
「この前食べたお肉おいしかったから、また食べたいわ」「来週、夕食にステーキ弁当を食べたいから、予約できる?」というワガママにも材料や状況次第でリクエストを聞いてくれることも。夕食をつくる時間がないけれど、バランスのとれた食事を子どもに食べさせたいという働くお母さんにも嬉しい。取材している間に立ち寄ったお客さんも「この前食べたジンジャーポーク、すっごく柔らかかった。生姜焼きとはまた違って、クオリティが本当に高くて。また食べたいわ」と話しながら購入していった。「ご飯づくりに疲れた」「手軽に栄養バランスがとれたご飯を食べたい」「お昼ご飯、夕食をかんたんにしたい」など、暮らしの手助けをしてくれるお店。ぜひ活用してみてはどうだろう。
【MENU】
●お弁当……650円〜
・日替わり弁当
・チキン系(唐揚げなど)
・ハンバーグ系(ハンバーグ、ロコモコ、キーマカレーとのダブルなど)
・焼肉系(焼肉、プルコギ、ビビンバなど)
・ポーク系(とんかつ、ローストポーク、ポークソテーなど)
※その他、サラダ、パスタ、おにぎり、キムチ、ドレッシングなど日により異なる
※お子さんメインのオードブル2人前3000円〜、おまかせガチ盛りオードブル4000円〜、酒飲みアテ盛りオードブル2人前3000円〜、ケーキやタルト、焼菓子など。応相談
「食と暮らしのこんしぇるじゅ みはな(mihana)」の詳細はwomo店舗ページをチェック
編集部の気になる新店 WOMO編集部が今いちばん気になるニューオープン・リニューアル店をピックアップ。