由比で桜えびを食べるならココ! ランチの名店から周辺スポットまで紹介
桜えび春漁解禁! 桜えびの名産地・静岡市清水区由比は、かつて東海道の宿場町として栄えた場所。桜えびランチを堪能しつつ、江戸時代の旅人に想いを馳せながら、のんびりお散歩してみよう。
静岡市清水区「井筒屋」
旬は春と秋。駿河湾の宝石・桜えびを多彩な料理で堪能
大正5(1916)年創業、風情ある旧東海道沿いに建つ老舗。由比港に揚がる鮮度抜群の桜えびを使った、歴史と技を感じさせる料理が充実しています。
桜えびをたっぷり使った厚みのあるかき揚げが評判。サクサクふわふわ、桜えびの旨みがギュッと凝縮された豊かな味わい。
自慢のかき揚げに、新鮮な地魚の刺身、桜えびの炊き込みご飯、桜えびの佃煮などがついた駿河定食が一番人気メニュー。
駿河湾の恵みを存分に味わえます。
かき揚げは単品もあるので、おそばやお寿司などと合わせていただくのもおすすめ。
由比本陣公園のすぐ近くにあり、散策のランチ休憩にぴったり。店内には、座敷とテーブル席、カウンター席があり、ゆっくり食事が楽しめます。
静岡市清水区「静岡市東海道広重美術館」
広重が見ていた景色に思いを馳せ 江戸文化の粋と浮世絵の魅力にふれる
由比宿の本陣跡地「由比本陣公園」の中にある美術館。園内には芝生広場や由比宿交流館もあり、由比散策の拠点となるスポット。
静岡市東海道広重美術館では、浮世絵師・歌川広重の作品を中心に約1400点を収蔵し、有名な「東海道五十三次」のほか数多くの名作を展示。なかには世界に数点しか現存しない貴重な作品も。
浮世絵の版画摺りを体験できるコーナーがあり、多色版画の工程をわかりやすく学べます。版画摺り体験は1セット(用紙2枚)300円。
一色ずつ色を重ねていくのですが、ぴったり合わせないといけないので、これがなかなか難しい! でも、少しずつ色がついてグラデーションが出来上がり、色彩豊かな版画が完成していく工程はドキドキワクワク、想像以上の楽しさ。
プチ浮世絵師気分を味わえるので、ぜひチャレンジしてみて。
由比から興津へ向かう途中にぜひ立ち寄りたいのが、歌川広重が「東海道五十三次」で描いた絶景スポット「薩埵峠」。
峠には展望台が整備され、駐車場からは歩いて約10分。道路のカーブと海岸線、海の青と雪の白。鮮やかな対比が印象的な迫力ある景色が広がります。
何度見ても感動してしまう絶景!!!
歩き疲れたら、甘いものがほしくなりますよね。
最後はおいしいお土産を探しに、元祖「生どら」で有名な老舗の和洋菓子へ!
静岡市清水区「菓匠 ふなじ うしほ屋」
上品でコクのある生クリームをふわふわ生地ではさんだ名物「生どら」
大正5(1916)年創業、あんこの町・興津で創業100年を超える老舗。
上生菓子は常時10種類以上、「薔薇」「菖蒲」など季節の花を繊細に表現。
看板商品は、1985年に三代目が考案した元祖「生どら」。
ふわふわのホットケーキのような生地に生クリームがたっぷり。生クリームはフレッシュでコクがあり、あっさりとした上品な味わい。
粒あん入りの「きんとき」は、あんこと生クリームのハーモニーが絶妙。甘さひかえめのやさしい味わいなので、ペロリといけちゃいます。
清水地区で古くから親しまれる名物「ちいちい餅」もあります。興津エリアでは「ちゅうちゅう餅」とも呼ばれ、ねずみのような形をしたかわいい大福。ふなじ うしほ屋では「チューチュー餅」として売られ、とろ~りやわらかいお餅にこしあんがたっぷり。
そのほか、シュークリーム、プリン、ショートケーキといった洋菓子も並びます。どこか懐かしくホッとするような味わいで、毎日でも食べたい、普段使いできる和洋菓子店です。
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