静岡県のアートスポット&手づくり体験3選【西部】
美術館でじっくり作品と向き合ったり、カラフルなフラワーガーデンでリフレッシュしたり、手づくり体験に夢中になったり……。インスピレーションも癒しも得られる、アートな秋の過ごし方をご提案。こちらの記事では、静岡県の西部エリアのおすすめスポットをご紹介します。
浜松市天竜区「浜松市秋野不矩美術館」
靴を脱いでリラックスして鑑賞 心のままに自由に感じて
1908年に現在の浜松市天竜区二俣町に生まれた秋野不矩画伯。54歳の時に大学の客員教授としてインドに滞在して以降、インドに魅せられ、信仰深く生きる人々やインドの神々、寺院、大河などをダイナミックに描きました。
「浜松市秋野不矩美術館」では約320点の作品を収蔵、知人を訪ねたように靴を脱ぎ、床に座ってゆっくり鑑賞できるのが特徴。展示室の床は、籐のござや大理石など素材にもこだわっているので、その感触を楽しみながら作品とじっくり向き合ってみて。
建築家・藤森照信氏による、独創的ながら温かみのある建築も見どころ。天竜杉や漆喰、藁など自然素材を多用し、周囲の自然や作品と調和する建物が印象的です。
テラスからは緑豊かな天竜の景色が広がります。
ミュージアムショップでは作品のポストカードが購入できるので、心洗われるインドの風景をおうちに飾ってみては。
浜松市東区「遊楽民」
幻想的な明かりが魅力のひょうたんランプ
ひょうたんランプ作家・中村隆太さんのアトリエ&骨董品のお店。店内には、アンティーク家具や食器、古道具、雑貨、作家さんによるアクセサリーなど、さまざまな品がズラリ。宝探し気分で、見ているだけでもワクワクする空間。
中村さんは独学で品種や技巧の研究を重ね、ひょうたんランプ作家に。民族文様やシンメトリーな幾何学模様、天の川や星をモチーフにしたものなど、多彩な作品が並びます。もちろん購入もOK。オーダーメイドにも対応しています。
繊細な光の世界が広がり、どこかノスタルジックなランプの明かりが、心まで温かく照らしてくれそう。
「遊楽民」では、ひょうたんランプのワークショップも受け付けています。丁寧なアドバイスを受けながら、ひょうたんにドリルで穴を開け、約2時間でオリジナルのランプが完成!
2名~6名の予約で個別対応してくれるので、詳細は問合せを。
浜松市中区「鴨江アートセンター」
歴史的建造物の魅力を残すアートの拠点
「鴨江アートセンター」は、2013年に「アートの力で浜松をもっと元気で魅力的な街に」をテーマに、アートと地域社会を結ぶ拠点としてオープン。
もともとは、1928年に浜松警察署庁舎として建設され、1944年の東南海地震、第二次世界大戦中の浜松空襲をくぐり抜けた貴重な建物。
その歴史的建築の魅力をそのままに、クリエイターたちの表現活動を支援。芸術の枠にとらわれない展示やイベント、空間を生かしたインスタレーションやワークショップなどを企画・開催しています。
2021年10月30(土)~11月14日(日)は、2020年度鴨江アートセンターアーティスト・イン・レジデンス賞を受賞した桂川美帆さんの染色作品展 “染む” が開催されます。
遠州織物の生地を、日本最古の防染技法である「ろうけつ染」で表現した作品などを展示。浜松ならではの生地をやわらかに染め上げ、鴨江アートセンターを心和むような空間へと彩ります。
また、奇数月の第3土曜日9:00~13:00には、1階ロビーにて朝市「かもえのあさいち」を開催。次回は2021年11月20日(土)の予定。
野菜・くだもの、お茶・コーヒー、焼き菓子など、地元の生産者やショップが出店。マイバッグを持っておでかけを。
「食」をテーマにしたワークショップも開催されます(事前予約制・先着順で定員になり次第締切)。
「鴨江アートセンター」は開館中は誰でも気軽に入ることができるので、気になっていた方はぜひ、ふらりと立ち寄ってみては。きっと何か素敵な出会いや新しいトキメキがあるはず。
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