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看護助手ってどんな仕事?

看護助手ってどんな仕事?

さまざなま業種の仕事を扱う人材派遣会社「東海道シグマ」の中でも、今ニーズが高まっている職業「看護助手」。どんな職業か知ってる? 看護師のアシスタント的な役割や、医療を間接的にサポートする仕事をするスタッフのことで、医療現場で働くにも関わらず、免許や資格がなくてもOK。経験がなくても始められるから、意外と誰でもチャレンジできる職種なんだそう。 今回は、現在看護助手として働いている二人に看護助手の仕事について色々と聞いてみた。

まずは、静岡市立静岡病院に勤務する池田さん

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医療現場を支える大事な仕事

池田さんは看護助手として働き始めて1年4か月。現在、内視鏡検査室という場所を担当。主な仕事は、内視鏡検査で使った器具の洗浄をはじめ、検査後のベッド周りの片付けや次の検査の準備。ベッド周りの片付けなどは割と単純な作業だが、内視鏡洗浄は気を遣うことも。内視鏡にはさまざまな種類があり、洗浄の仕方もそれぞれ。消毒するものとしないもの、などの違いもある。こんな小さなパーツがこんなに高価なの?と思うものもあるのだそう。「機材の種類はなかなか覚えられない時もあります。そんな時は機材の写真を貼り付けたメモを作って確認しながら、ミスのないように作業しています」。医療現場ならではの、気を遣わなくてはいけないシーンもあるけれど、作業をスムーズに進めるために工夫しているのだそう。

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きっかけはフルタイムで働きたいというシンプルな理由

看護助手になったきっかけは、東海道シグマで紹介されたこと。それまで、看護助手という仕事は知らなかったのだそう。「以前は子どもが小さかったため、ヤクルト販売の半日仕事をしていました。でも子どもが中学生、高校生になり手離れしてきたので、フルタイムで働きたいと思い、東海道シグマさんに登録しました」。東海道シグマには、フルタイムだけど土日祝日が休みで夜勤なし、という希望を出していたのだそう。そしてその条件に合う、看護助手の仕事を紹介してもらった。「病院で働けば、最新の医療の知識を身につけられるから、家族に何かあった時に役立つかなという思いもありましたね」。

看護助手の仕事には、病棟を担当する土日祝日出勤や夜勤ありのシフト制の勤務スタイルもあり、希望すれば変更することも可能。池田さんは今後、子どもがさらに手離れしたら、シフト制の勤務スタイルにステップアップしていきたいと考えているそう。

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看護師の資格はなくても大丈夫

医療関係の仕事がしてみたいと思っても、看護師などの資格がないと諦めてしまいがち。「看護助手なら免許や資格がなくても大丈夫なので、気軽にチャレンジできますよ。職場によっては介護の知識を身につけられるので、親の介護をしなくてはいけなくなった際にも役に立つと思います」。今後、介護関係の仕事に進みたいと思っている方にもおすすめなのだそう。

栄養士さんやリハビリをする医学療法士の方など、さまざまな専門職に就いている方に出会えるのも、この仕事のいいところ。普段聞くことができないような健康に関する話が聞けたり、健康のことについて相談に乗ってもらったりしている人もいるのだとか。

次に、同じく静岡市立静岡病院に勤務する奥川さん

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患者さんの回復が見られるのが一番嬉しい

奥川さんは静岡市立静岡病院で働いて1年半。カテーテル室での機材洗浄の仕事や病棟勤務を経て、今担当しているのは外来。メインは患者さんの搬送と、時間ごとに検体を集めて運ぶ仕事。担当する場所は1階、2階、3階、泌尿器科、フリーのお手伝いと、一週間ごとにローテーションで回っている。

搬送は、車椅子などで検査のために病院内を回る方の付き添いをする仕事。年配の方が多く、定期的に来る方もいるので知り合いになることもあるそう。「今日はどうしたの?と聞いたり、顔見知りの方には元気?と声を掛けたり。患者さんと会話しながら検査を回るのは楽しいですね。やっぱり“ありがとう”と言ってもらえるのが一番嬉しいです」。

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派遣会社の紹介がきっかけで……

元々は静岡出身の奥川さん。中学生の時に父親の転勤に伴い東京に引っ越していたが、今回静岡に戻ってきたのだそう。東京でも総合病院やクリニックで看護助手としての経験を積んできた。しかし静岡に戻ってきたのが、ちょうどコロナが流行り出したタイミング。「コロナの影響で全然求人がなくてどうしようかと思いました。とにかくできることから始めようと思い、東海道シグマさんに登録したんです。そこで偶然、看護助手の仕事に巡り合えました」。

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未経験の方も大歓迎

人と接する時間が長く、サポートしてあげる仕事なので、人と接することが好きな方におすすめなのだそう。「私の周りには未経験からはじめている人も多いですよ。医療現場の仕事だけど、意外とハードルは高くないんです。興味があったら気軽に始めてみるといいと思います」。

病棟での仕事はどんな感じ?

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二人は以前、日勤ではあるが病棟で働いた経験も。主な仕事内容は、入院されている患者さんの環境整備。ベッド周りのゴミを捨てたり、手が触れる場所にはアルコールで消毒をしたり、シーツの交換をしたり。患者さんが退院したらベッドのリネンを片付け、次の患者さんが使えるように準備をする。

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「いろいろな方が入院しているので全員に声をかけるわけではないですが、仲良くなると世間話をすることもあって楽しかったですよ」。

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「私は整形外科の患者さんを担当をしていたのですが、寝たきりだった方が体を起こせるようになって、歩けるようになり、回復して退院していくまでを見届けられたのは、嬉しかったですね」。

曜日や時間帯に関係なく働きたい方。病棟のシフト制の仕事

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今回インタビューした二人は昼間だけの仕事だが、看護助手の仕事には昼夜関係なく、土日祝日出勤あり、早番遅番ありのシフト制で働く仕事もある。さらに看護師に近い仕事内容となり時給も高いので、本格的に看護の仕事をやってみたい方、曜日関係なく働きたい方におすすめ。

ベッドメイクなどの仕事のほか、入浴介助やトイレ介助の補佐も仕事のひとつ。看護師などの有資格者のもと介助する際にサポートをする立場なので、より患者さんとのコミュニケーションを通じ、やりがいを感じることができるのもポイント。
資格なしでも気軽にチャレンジできる看護助手。ニーズの高まっている今が転職のチャンス。

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東海道シグマ「ジョブモール」

取材・文:小長井真由子
撮影:水上奈保

更新日:2022/11/1

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