働くママ道【インタビュー企画】仕事と子育て「もぐっとJOB」×mamane
仕事と家事を両立しながら輝いているママをご紹介。
もぐっとJOBとママネのコラボレーション企画です。「私もがんばろう」「やってみようかな」「こんな人もいるんだ」と、ママ達の新たな一歩を後押しできたらうれしいです。
今回お話を聞いたのは伊藤彰子さん。「原点はピアノとハート。」と語る伊藤さんに、独自のピアノ観からプライベートまでインタビュー。なにより伝わってきたのは、熱いハートとエネルギー。読めば、あなたも何か始めたくなるかも。
(聞き手・ライター 鳥居 直美 2015.1.27)
プロフィール
伊藤彰子さん
音大卒業。イベントの企画業務経験あり。ピアノ講師歴は20年近くになる。その間、音楽療法士としても活動。現在はラウンダ―営業も兼ねる働き者。静岡市用宗在住。
探究心は人一倍。お金も時間も有効に!
「物ごころついた時からピアノをひいていました。」という伊藤さん。幼少時代から共に過ごした白いグランドピアノは、現在もレッスンで大活躍。5年前に東京から地元静岡に移り住み、空いている昼間の時間を活用しようと、ラウンダ―営業の仕事を選んだ。メーカーから請け負った商品を店舗に売り込み、商品の売上げ向上のアイデアを考えるこの仕事。「お金を払ってでも買いたい。その理由は何か?」それを追及することが仕事の魅力だという。
ピアノから発信。広がっていく世界
伊藤さんは独自のピアノレッスンを心がけている。「ピアノは子どもを成長させるためのツール」と考えて、生徒一人ひとりに合わせて指導方法を変えているそうだ。そのため、子どもの成長を感じたときは何よりもうれしいという。「消極的だった子どもが発表できるようになりました。」「自信がつきました。」と、父兄からの喜びの声も絶えない。ラウンダー営業でもその創造性を活かし、売り場づくりに工夫を凝らしている。コンテストでは受賞もしたそう。
娘とともに成長。進化するピアノ教室
出産前の伊藤さんのピアノ教室は社会人向け中心だったという。それが子どもの出産とともに、対象はベビーにまで広がった。ベビー向けのグループレッスンでは、紙芝居に音楽を付けたりと工夫を凝らした。「赤ちゃんは数か月で、ものすごい成長をします。娘が興味を示した物がヒントになって、レッスンを作っていきました。」その娘さんも今では中学一年生。大好きな娘さんとピアノとともに、伊藤さんの生活は広がっていく。
子どもの心を豊かにする、きっかけづくりの場所を目指して
「音楽の仕事だけで暮らしていくのが夢」と語る伊藤さん。ラウンダー営業の仕事の魅力を感じながらも、将来の音楽への夢は熱い。ベビークラスを設け、ベビー達が思い切り自由にできる広い空間で音楽の仕事をしたいそう。「ピアノを通して心豊かに人生を楽しむことを知ってほしい。世界にはばたく子どもになるきっかけの場所となったらうれしい。」地元を大切にし、心を育てるピアノ教室を作ることが目指すところだ。
伊藤彰子さんに聞くOn&Off
Q.仕事と子育ての両立。工夫していることは?【ON】
A.自分が動きやすいように仕事を選ぶことが大切。そして時間を上手に使い、空いた時間にアクセサリーやリースを作る。楽しんでやっていることがお金の節約にもつながるそう。その腕前もプロ級だ。
Q.休日のおすすめおでかけスポットは?【OFF】
A.「娘と愛犬と一緒に出かけるドッグスポーツが一番楽しい。」と伊藤さん。大会ではフライボールドッグに認定されたそう。お出かけには必ずお弁当を持参。手作り愛情弁当は娘さんからのリクエストだという。