清水区北脇にある『四季菜Gelato&Café きらり』は、JAしみずのアンテナショップでもある。以前は清水産の農産物を販売していたが、2021年の移転リニューアルを機に、農産物販売にくわえて新鮮な野菜やフルーツを使ったジェラートやスイーツが食べられるカフェとして生まれ変わった。

新茶シーズンの農産物コーナーには、さまざまな銘柄の茶葉が並んでいる。清水のお茶は鎌倉時代から栽培されてきたという歴史があり、金色透明（きんしょくとうめい）でうまみあふれる浅蒸し茶。なかでもほのかに桜葉のような香りがする「幸せのお茶 まちこ」がおすすめ。「世界緑茶コンテスト」で最高金賞を受賞した経歴もある、清水を代表するブランド茶だ。

取り扱っている農産物はどれも直接農家から仕入れているため、新鮮な状態で店舗に並び、わたしたちの手元に届く。

清水は日本で唯一、年間を通して採れたての枝豆が販売されているそう。料亭でも使われる高級な枝付き枝豆「駒豆（こまめ）」と、茶豆のような味わいの「手もぎ雅（みやび）」の2種類がある。そのほか、糖度の高いトマト「レッドオーレ」、香り高いいちご「紅ほっぺ」「きらぴ香」、10月以降は柑橘王国らしく、「早生ミカン」「青島みかん」「はるみ」「ポンカン」「デコポン」等のみかんなど、季節ごとに新鮮な農産物が並ぶ。

ジェラートは一年を通して販売され、フレーバーは季節ごとに旬のものが登場する。「煎茶」「抹茶」「イチゴ」「レモン」「ミカン」など、ほとんどのフレーバーに清水で採れた新鮮なフルーツや野菜を使っている。

初夏に人気なのは「葉生姜」と「枝豆」。葉生姜はさっぱりとしていて爽やか。汗をかくような暑い日に食べたくなる味だ。

「枝豆」ジェラートはほんのり甘く、香ばしい。豆のつぶつぶが食感のアクセントになっていて、最後まで飽きないおいしさだ。

『四季菜Gelato&Café きらり』のジェラートの魅力は新鮮な素材をたっぷりと使用していること。
ジェラートにすることで、野菜やフルーツの魅力がより引き出されているのだ。「枝豆ジェラートが美味しかったから、枝豆を買って帰ろう」と農産物を購入する人が多いというのも納得できる。

晴れた日は、緑に囲まれたテラス席に座ると、心地の良い風が吹き抜けて気持ちいい。

小学生までが注文できる、キッズサイズのジェラートは108円とリーズナブルで、「子どもにも気軽に来てほしい、JAとの接点を持ってほしい」という想いが込められているそう。

休日には行列ができるという「かき氷」。一番人気の「まるごと苺スペシャル」は、凍らせた２種類のいちごを贅沢にもそのまま削って作られている。その量は１パック以上だそうで、一口食べれば濃厚ないちごの甘酸っぱい香りが。
セットで清水のブランド茶「まちこ」の温かいお茶もいただける。

「清水ドッグ　スペシャル」のこだわりは、清水で作られたものだけを使用していること。レッドオーレ（トマト）をはじめ、『北川牧場』で育てられた「tea豚」のウインナー＆ベーコン、『ガルシア兄弟』のチーズ、『マルコデュパン』のバンズ、さらにトマトソースまで三保で作られたものを使用している。具材のバランスが良く、素材が生きていておいしい。そのほか『すずとら』とコラボして作ったチーズケーキセットなどもある。

採れたてのフルーツや新茶は大切な人への贈り物にもピッタリで、お中元・お歳暮にも喜ばれるだろう。かき氷の販売は10月末まで（素材がなくなり次第終了）。清水の旬のおいしさを見逃さないで。

『JAしみず』公式オンラインショップ