ととのえ親方と語り合う、サウナの魅力。/梅ケ島の新名所「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」
2023年11月1日に静岡市葵区の山間部 梅ケ島(うめがしま)にグランドオープンしたドライブイン宿泊&サウナ施設「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」。この施設のサウナを監修した“ととのえ親方”こと松尾大さんと、「サウナの魅力」について語り合った。
梅ケ島の宿泊&サウナ施設「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」がついにオープン!
2023年11月1日にグランドオープンした梅ケ島の新名所「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」は、宿泊1日2組限定のドライブインホテル&サウナ施設だ。部屋は和と洋の1室ずつで、それぞれの部屋に専用のサウナが付いているのが最大の魅力。
まずはそれぞれの部屋をご紹介
洋室は、グレーや白を基調としたやわらかな雰囲気。庭はモダンなデザインが美しく、自然豊かな景色を眺めながらゆったり外気浴を楽しめる。
洋のサウナ「sauna SLIT」は、サウナの聖地フィンランドの世界トップブランドHARVIA(ハルビア)の薪ストーブを使用。火力が強く、熱がより均等に伝わるのが魅力だ。
和室は、黒を基調としたシックな雰囲気。日本庭園をイメージした開放的な広い庭が特徴だ。窓が大きく、部屋の中からも美しい景色がよく見える。
和室に直結する和のサウナ「sauna IRORI」は、まるで茶室のような雰囲気。囲炉裏にかけられた急須には茶葉が入っており、ロウリュで部屋が温まると、ほんのりとしたお茶の香りに包まれる。サウナストーブには、最高峰といわれるドイツメーカーEOSを使用。
和のサウナの水風呂は2種類。
「梅ケ島コンヤ温泉」は“天然の化粧水”とも呼ばれており、ph値10.3、日本有数の強アルカリ単純硫黄泉だ。保湿には欠かせないナトリウムイオンや塩素イオンなどが豊富で、肌への浸透性も高いのが特徴。
もう1つは、環境省の名水百選に選ばれている清流「安倍川」の天然水。ミネラル豊富な弱アルカリ性の中硬水で、マグネシウムやカルシウムが多く、美容にいいとされている。
『UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA』の水風呂は、こうした豊かな水質や泉質を生かし、最大限に水風呂を楽しんでもらうことを追求してきた。
2種類それぞれの水を触って比べてみると、違いが大きくわかる。
「梅ケ島コンヤ温泉」の水は丸みのある手触りで、肌に吸い込まれていく。水風呂だけでなく、和と洋どちらの部屋の内湯でも、この「梅ケ島コンヤ温泉」が楽しめる。
安倍川の天然水はサラサラとしており、さっぱりとした感触。「梅ケ島コンヤ温泉」の水よりも温度が低いのが特徴だ。
水風呂桶を監修したのは「青島桶店」。大きさや深さだけでなく、デザインもとことんこだわった。
老舗タオルメーカー「UCHINO」のタオルは、吸水性も抜群ながらふわふわな手触りで、湯上がりの体をやさしく包み込んでくれる。
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」のサウナを監修!“ととのえ親方”とは?
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」のサウナを監修したのは、全国のサウナ施設のプロデュースを手掛ける実業家にしてプロサウナーの“ととのえ親方”こと松尾大さん。よく笑い、とてもおだやかな人柄が魅力的な方だ。
幼い頃からサウナが好きだったというととのえ親方。
「仕事で関わる人たちや、友人、芸能人などにもサウナの魅力を知ってほしくて、みんなをひたすらサウナにブチ込んでいました(笑)そしたらいつのまにか“ととのえ親方”なんて名前がついちゃって(笑)」
ととのえ親方がプロデュースしたサウナをきっかけに、サウナの世界へどっぷりハマった人も多い。
“ととのえ親方”と語り合う、サウナの魅力
今回は、ととのえ親方と、施設の企画プロデュースを担当した「株式会社アースシフト」の専務・近藤大智(だいち)さん、WOMO編集部2名が「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」のサウナに集い、それぞれの思うサウナの魅力について語り合った。
「実は私、この間サウナに初めて入って。私みたいにまだサウナ初心者だったり、水風呂は未経験という人もいると思いますが、よりサウナの魅力を知るには、どんな体験があるといいんですかね?」
「まずは、“強制しない人”と一緒にいくことかな。まずはゆっくりこうしてサウナの中で会話を楽しめばいいし、一緒に行った人が水風呂を楽しんでいて『自分も入ってみたいな』と思ったら、入ってみればいい。フィンランドには、時計のあるサウナって実は少なくて、『何分まで我慢しなきゃいけない』って思う人はほどんどいないんだよ」
「そういえば私も、ファーストサウナは友人に連れて行ってもらいました。その時は強制的に水風呂に入れられたな(笑)でもそこでととのう感覚や外気浴の心地よさを知って、今はサウナが大好きに。あれはあれでいい経験でしたね(笑)」
「サウナと水風呂を経験できたら、漆畑さんみたいにその後の『休憩』までセットで楽しむことも魅力を知るポイント。サウナだけや水風呂までで終わっちゃう人が多いんだよね。休憩こそメインディッシュ。僕は“水風呂の向こう側”と呼んでいます」
「(笑)」
「みなさんそれぞれ、サウナの魅力ってなんだと思いますか?」
「僕、以前は温泉とか銭湯とか苦手であんまり行かなかったんです。シャワーでいいやって思うタイプだった。でも入ってみるうちに体の芯から温まることの気持ち良さを知って、そこからハマっていきました」
「私もそうです。初めて入った時は“熱い!”って思ったけど、さっきまで冷えていた体がポカポカしてきて。冷たいから苦手だと思っていた水風呂も、しっかり温まりきってから入ると冷たくなくて驚きでした」
「私は仲のいい友達と2人でいくことが多いんですけど、1セットを終えて休憩からサウナ室に戻ってきた時、飲み会でも話せないような深い話をできることですかね。なぜか本音が出ちゃうんです」
「いやぁ、いい楽しみ方してるね。僕みたいにニックネームつけてもらったら?“ととのえ小町”とか(笑)」
「いろんな場所のサウナに行くことも楽しむコツだよね。それぞれのサウナの魅力があったりしておもしろい。僕の場合、昔はどこか遊びに行った時に泊まるホテルにたまたまサウナがついているってことが多かったけど、今ではサウナがついているホテルを探しちゃう。サウナ好きになってから優先順位が変わっちゃった(笑)」
「サウナの聖地フィンランドって幸福度が高いって言われているんだけど、サウナの中でこんな感じでコミュニケーションが生まれることが少し影響しているんじゃないかって思うんだよね。
人と人との飾らない裸の付き合い。そしてなぜか出てしまう本音。水着を着れば男女でも一緒に入れるし、小さな空間の中でみんな集って何気ないことで笑えたりする。家族同士だってこんな時間がなかなか取れなかったりする中で、サウナは貴重なコミュニケーションを生んでくれる場所でもあると思うよ」
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」サウナへのこだわりとその魅力とは
「ととのえ親方や近藤専務にとって、この施設のサウナの魅力ってどこだと思いますか?」
「1部屋に1つサウナがついているっていうのが贅沢でいいよね。もちろんそういうホテルは他にもあると思うんだけど、こんなに広くて開放的なところは少ない。もうここはホテルじゃなくて、サウナそのものなんだよ(笑)」
「実はもともと、サウナは1部屋に1つじゃなくて、時間貸切の共用サウナの予定だったんです。でも、計画の終盤でととのえ親方に相談した時、『いや、1部屋に1つで行こう』って(笑)そこからの方向転換は大変で大変で…(笑)だけど、完成してこうやって実際に入ってみて、絶対今の形にしてよかったって思えたんです」
「自信を持っておすすめできる施設になって、僕も嬉しいな」
「この施設の設計担当のデレックさんと外構担当の飯田さんにも、大きく方向転換をする際はもちろん相談しました。妥協せずとことんやりきろう、もっといいものをギリギリまで追求しようっていう僕たちの方向性は最後まで揃っていたんです。そして、みんな最後まで楽しんでいた。それが施設の魅力となって滲み出ているんじゃないかなと思います」
じっくり汗をかいたら、次は水風呂へ。
「気持ちいいね〜。ここの水風呂は本当に水質がいい。僕が見てきた中でもトップレベルだと思うよ。ぜひ体感してほしいな」
「サウナ初心者の人にも、私たちみたいにここでたくさんの“こだわり”や“本物”を味わってもらいたい!」
最後に自然に囲まれながら体感するのは、サウナの醍醐味、外気浴。
カフェでゆったり味わう、特産品を使ったグルメやおいしいスイーツ
売店棟にはカフェが併設されており、ドライブがてらふらっと立ち寄ることができる。
おすすめのメニューは「梅ケ島ハンバーガー+オクシズセット」。
バーガーのパティは牛肉100%で、とってもジューシー!
「肉汁たっぷりでおいしい!なんだか贅沢な気分になれるね」
しいたけの唐揚げは、梅ケ島産のしいたけを使っており、口の中で深みのある味わいと香りがじゅわっと広がる。
あまごフライは、以前WOMOコラムでも紹介した「魚魚の里」のあまごを使っている。ふんわりとした白身に、うまみがぎゅっと詰まっていてとてもおいしい。
また、静岡市葵区のカフェ「Pearl Street Coffee」がプロデュースしたスイーツや焼き菓子も提供しており、コーヒーや紅茶との相性もばっちり。自然を体感しながらカフェスイーツを楽しむ特別な時間を過ごしてみよう。
「梅ケ島スカッシュ」は、梅ケ島産の緑茶とレモンを合わせた爽やかなサイダー。お茶の香りとレモンの酸味のバランスがよい。
カフェのテラス席はペット同伴もOKだ。
用宗にあるクラフトビール醸造所「West Coast Brewing(ウエストコーストブリューイング)」とのコラボビールも提供している。サウナ上がりにぴったりの爽やかな味わいに仕上がっている。かわいい限定のラベルデザインにも注目!
キャンピングカーを停めての宿泊や休憩ができるのもドライブインならでは。
あたらしい梅ケ島のスポットとして大注目の「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」。これからここでどんな人たちが集い、どんな発見や思い出、出会いが生まれるのだろう。
細やかなこだわりを体感し、梅ケ島そのものの魅力を再発見できる「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」へ、みなさんもぜひ足を運んでみてほしい。
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」についてもっと知りたい!
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」ができるまでをWOMO編集部が取材。発案にいたるまでのきっかけや想い、梅ケ島という地域全体の魅力について、施設の企画プロデュースを担当した株式会社アースシフトの専務・近藤大智(だいち)さんに伺った。
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」のオリジナルプロモーションビデオも近日公開予定!お楽しみに!
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」ホームページはこちら!
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」Instagramはこちら!
「株式会社アースシフト」について
「UMEGASHIMA DRIVE-IN & SAUNA VILLA」は、「株式会社アースシフト」が企画プロデュースを担当し、グループ会社の「株式会社サン・フォークス」が運営を担当している。
環境を重視したさまざまなサービスを提供する総合建設業社として、常に新しいことにチャレンジしながら、地域の未来を考えた“ゼロイチ”を生み出し続けている。
その人らしさやそこにある想い、空気感、手触りを大切に書いています。まちを歩いて、自分だけの“好き”を見つけることの楽しさを、文章を通して伝えられたら嬉しいです。