フリーマガジンwomoの発行に合わせて、毎月第4木曜日に発信。イラストレーター 米澤よう子さんが「暮らしの中でふと感じた静岡」を紹介していきます。

「生のり」

2週間のパリ滞在から東京へ戻ると、うなぎの時季。静岡産が所狭しと並ぶ店内で目をつけたのが生のり。恋しかった磯の香りにそそられ、即かごへ！
（毎度ですが）素材の持ち味を確認するため、シンプルに刺身で。わさびも静岡産。そして、お吸い物。写真では黒いですが実際は緑。ここまでくればさらに緑で揃えたくなり、緑茶も追加。絵描きの性分で、味よりも色に力が入るのです。
お吸い物のトッピングにしたあられがアクセント！ 磯を味わった後、「お歯黒」を心配して鏡を覗きましたが心配不要でした。ニッコリ！

womoの表紙にまつわる秘密のハナシ

ひとり時間を想定したイラスト。おひとりさま大好きの私は、いろんな経験を積んでおり、題材のストックが多すぎて逆にシーンを選ぶ苦労が！
そんなとき編集部からの取材写真にあった色鉛筆にビビビ！ 今、空前のブーム「ぬり絵」が浮かびました。親の目を気にしつつも夢中になって鉛筆を走らせた幼少の頃。大人になってからのひとり時間は、人目から逃れて自分の世界に浸れるのが醍醐味。このイラストも、「花は赤い」などの固定概念にとらわれずに色をのせてみました。
とはいえ空は青い！ まだまだ人目を気にしているのかも！

米澤よう子さんプロフィール

イラストレーター。
化粧品パッケージの女性画が代表作。
パリ在住4年の経験から「パリ流」の著書シリーズを刊行。
最新作「1/3の服で3倍着回すパリのおしゃれ術」（幻冬舎）。

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womo発行日［毎月第4木曜日］に更新

次号womo10月号の特集は「楽しく働く」。どんな素敵な表紙になるのでしょうか。
9月29日（木）発行です。お楽しみに。

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