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つぶとこしの『コマ切れ東海道あるき旅』

文章担当の妻【こしあん】と写真担当の夫【つぶあん】。日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、東海道五十三次を“コマ切れ”でゆるゆると歩きます。

こしあん

Original

【第十九回】坂道は下りのほうが地味にキツイ

4日目 新子安~保土ヶ谷 ②

寄り道と文章担当の妻【こしあん】と、下調べと写真担当の夫【つぶあん】。
「あんこは、こしあんかつぶあんか」のような、ある意味どうでもいいけれど永遠のテーマを時おり議論しながら、東海道五十三次を“コマ切れ”で歩きます。お供は磐田市イメージキャラクター「しっぺい」です。
日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、どこまで頑張れるか、どうぞ笑いながら見守ってください。(筆者:つぶとこし)

「コマ切れ東海道あるき旅」連載一覧

第十九回 坂道は下りのほうが地味にキツイ

坂である。なかなか急な坂である。


日本橋から三番目の宿場町・神奈川宿。
この時点で1時間半くらい歩き、天気も良くあたたかい日なので体力も奪われがち。運動不足のわれわれはすでにけっこうヘロヘロ。
上り坂キツイわ~。少しでもラクな方法はないかと、後ろ向きに歩いてみたりするも、余計に疲れるはめに……(-_-;)

日本橋から神奈川宿までは7里(約28km)。当時の人々はみな一日でここまで来ていたそう。というか、今でも体力のある人は余裕で来れるでしょうね……。

広重の東海道五十三次によると、急勾配の坂道に茶屋や旅籠が建ち並び、とても賑やか。建物の裏には海が広がり、船や湊を見下ろす景勝地だったそう。今では道の両側を高層マンションに囲まれ、当時の名残はほとんど感じられず……。こんな坂の途中の家に暮らしていたら、自然に痩せるだろうな、と思いながらひたすら上る。


唯一残るのは、文久三年(1863年)創業の「田中家」という料亭。田中家の前身の旅籠「さくらや」は広重の浮世絵にも描かれており、高杉晋作やハリスなども訪れた場所。ハリスといえば「日米修好通商条約」を締結した初代駐日領事。遠い昔に歴史の授業で習ったような記憶が……。
「田中家」は坂本龍馬の妻・おりょうが働いていたといわれています。お昼をここでとりたいのはやまやまですが、こんな格好でウォーキング途中に気軽に立ち寄れるようなお店ではございませんので、写真だけでガマンガマン。


坂を上りきると「神奈川台関門跡」。
たった5分くらいの道のりですが、坂道って本当にキツイ(>_<) 喉を鳴らしてグビグビと水を飲み、しばし休憩。

横浜が開港されると外国人の殺傷が相次ぎ、イギリスの総領事をはじめ各国の領事から非難を受けた幕府は、横浜周辺の主要地点に関門や番所を設け、警備体制を強化。神奈川宿の東西にも関門が作られ、ここ神奈川台関門は西側の関門にあたります。


ここからは下り坂になります。上り坂のほうがキツイと思っていたけれど、意外と下り坂のほうが足への負担が大きい。
坂道は下りも油断するなということ。「上り切った、わーい!!」とはしゃいでいる場合ではないのだ。人生と一緒だな!

この先、東海道には坂や峠がたくさんあるから、もっと痩せて負荷を減らさねばいかん! と決意しながらも、日常に戻ると忘れてしまうんだなぁ。人間だもの。

疲れたし、お腹ぺこぺこ。茶屋は……茶屋はないのか……とゾンビのようにふらふらと歩き、ようやく坂が終わる場所に「上台橋」があります。ここがちょうど神奈川宿のはずれにあたるそう。こういうちょっとした休憩スペースって、歩き旅にとっては本当にありがたい場所。座れるだけで天国!


そしてそのすぐそばでおそば屋さんを発見!!
うれしすぎる~。


すぐそばにそば屋……極度の疲れにより、ダジャレのレベルも低下中。


そばとかつ丼のセット。もうヘロヘロなので、写真もブレブレでした……お恥ずかしい。ゆっくり写真を撮ってる余裕がないほどお腹が減っていることがよく伝わるであろう。

その後、お腹パンパンの重たい身体で、面白みのない住宅街をひたすら30分以上歩きます。
コラムでは、見どころを紹介していますが、東海道の約8割は何の面白みもない道ばかりなので、本当に苦行なんです(>_<)
なので、ちょっとでも歴史を感じる建物や案内板などがあるだけで、テンションが上がります。

東海道を歩いていて、ちょくちょく出てくるのが、一里塚と追分。


追分とは道路の分岐点で、ここは東海道と八王子道が分かれる場所。ここから八王子ってかなり遠いけれど、道は続いているんだねぇ。八王子から横浜まで絹が運ばれるようになり「絹の道」と呼ばれていたそうです。

そしてこの先、何やら楽しそうな商店街が見えてきました。昭和感満載!! 面白そうな予感がひしひし伝わってきます。


このご時世、こんなに賑わっている商店街、なかなかないですよね!


頭上のひらひらした飾りとか、たまらない~。アジアの市場とかを思わせるような異国感。
楽しそうなものがあると、疲れも一気に吹き飛びます。

地元の人にとっては“ド”がつくくらいの日常、けれど今のわれわれにとっては、これ以上ないくらいにテンションが上がる非日常空間。たまらん、たまらんよ。
ここは「洪福寺松原商店街」という商店街で、「ハマのアメ横」とも呼ばれているそうです。平日でも2万人の人出があるとか!

と、盛り上げきったところで、詳しい内容はまた次回!


つづく

【つぶとこしがこれまで歩いたルート】


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