【リアルライフ】酒蔵 いとう 伊東規江さん
輝く女子を応援する「リアルライフ」。womo3月号掲載の女性をご紹介
伊東規江さんにインタビュー
“お店からお客様へ、さらにその周囲にいる人達へお酒の魅力と笑顔を届けたい”
伊東規江さん(56歳)
焼津市出身。明治中期創業の酒屋の4代目。短大卒業後、幼稚園教諭として勤務、結婚退職。一男一女の子育てをしながら夫と共に家業を営んできた。先代である父の他界、母の介護など起伏はあったが、つねにコミュニケーションを大切にした接客を心がける。豊富な知識を活かして日本酒のカルチャー講座の講師を務めた経験も。
【輝く場所】
酒蔵 いとう
住所/焼津市保福島1135
TEL/054-628-4030
Q1.手書きのポスターやPOPは伊東さんの手作りなんですね。
子どもの頃から図画工作が好きだったんです。美術関係の大学に進もうかと迷った時期もあったほど。でも子どもが好きだったので、幼稚園教諭の道を選びました。結婚を機に退職し、実家の酒屋を手伝うようになりましたが、幼稚園での経験は今でも私の糧となっています。手作りPOPや子ども向けの駄菓子コーナーはその一例。先代の父から好きなようにやっていいと言われ、試行錯誤しながら今の形になりました。
Q2.仕事をする時に心がけていることはなんですか。
つねにお客様の身になって丁寧な仕事をすることですね。本から得る情報だけでなく、いろいろな方から教えていただいた生の情報も参考に、自信をもってお薦めできる商品を揃えるよう心がけています。来店されたお客様には、銘柄にこだわらずにお気に入りを見つけていただきたい。その良きお手伝いができるよう、会話をしながらの接客を大切にしています。また、食事と一緒に楽しむお酒は、料理との相性も含めてご案内するようにしています。
Q3.息子さんも一緒にお店を切り盛りしてくれていますね。
お店を最高の状態で次世代に引き継ぐのが、今の目標です。そのために必要なのは、お客様第一の居心地のいい雰囲気作りだと思っています。それから、ご贈答用にお買い求めくださるお客様も多いので、相手の方にもお酒の魅力が伝わるような商品選びのお手伝いをするのはもちろん、心のこもったラッピングも続けていきたいですね。
WEB限定インタビュー
Q4.子どものころの夢は?
美術の先生か保育士。
Q5.おすすめのグルメ店は?
藤枝の「鼓童~こわっぱ~」(藤枝市駅前1-7-21)。
Q6.美容で心がけていることは?
泡での洗顔とすすぎ。ドラッグストアでの新製品チェック。
伊東さんの1日
オンタイム
オフタイム
定休日には、ラッピング材の買い物へ。お酒の片隅で販売している駄菓子を買いに行くことも。時間を上手くやりくりして、マッサージや美容院も定期的に通う。夫婦揃って出掛ける映画やランチも楽しみ。
伊東さんの人生グラフ
伊東さんのパワーの源
仕事に役立つ内容の本
お酒の本や、商品につけるPOPの書き方の参考になる本をよく読む。まだまだ知らないことがあると思うと、好奇心がかき立てられるそう。料理本は実際に作ってみてお酒との相性を確かめ、接客時の話題に活用。
お店に足を運ぶ人たち
お酒を買いに来る人はもちろん、駄菓子を買いに来る子どもたち、蔵元、問屋、運送会社の人まで、"誰もが大切な私のお客様"とのこと。お店を通して関わるすべての人の笑顔が見られることが、仕事の励みに。
womo読者へのメッセージ
相手の立場になってモノを考えるのは接客業の基本ですが、それは日常生活においても円滑な人間関係を築く第一歩ではないでしょうか。また、この人のように頑張ろうと思える人を持つと意欲的になれます。
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