イエタテ相談カウンターアドバイザー／河村 沙央里さん

イエタテ相談カウンター専任アドバイザーとして、日々お客様の相談に乗りながら、家づくりについての知識を深めている。2015年に宅地建物取引士、2018年に住宅ローンアドバイザーの資格を取得。

【STEP１】家づくりのスケジュールを知ろう！

建てると決めてから完成まで1年以上は見ておこう

家づくりは長い航海のようなもの。進めば進むほど後戻りが難しくなるので、初めに全体の大まかな流れをつかんでおくことが大切です。
家を建てるパートナーには、工務店、ハウスメーカー、設計事務所などがあり、それぞれスケジュールが異なります。下のスケジュールは、工務店に依頼して2階建ての標準的な木造住宅を建てる場合の目安。また工期の目安は木造2階建てが4か月以上、3階建ては5か月以上、鉄筋コンクリート造は6か月以上。土地の地盤が軟弱な場合は地盤改良が必要となり、その分余計に日数がかかります。どんなパートナーにお願いするか、また住宅の構造や規模によってもスケジュールが変わります。
いずれにせよ、家を建てると決めてから完成までは、少なくとも1年以上はかかると考えておくと良いでしょう。もし引っ越しの時期が決まっている場合は早めにパートナーに伝え、その日から逆算して作業を進めましょう。

家づくりの流れと支払いのタイミングを押さえて

家づくりには、やはりまとまった現金が必要。特に「工事代金」というのは材料費や人件費にあたるので、「ちょっと待って」というわけにはいきません。また土地を購入すれば購入時に費用を全額支払います。
もちろん、それらをすべて自己資金で賄うことは難しいため、多くの場合、住宅ローンを借りる金融機関で「つなぎ融資」を受けます。住宅ローンの融資は、一般的に家が完成して引き渡すときに実行されるので、その間の「つなぎ」というわけです。
いつどのような支払いが発生するか、大体のスケジュールを頭に入れ、計画的な支払いができるようにしましょう。

【STEP２】理想の家をイメージしてみよう！

どんな家でどんな暮らし？自由にイメージしてみよう

スケジュールを把握できたら、次はどのような暮らしをしたいのかを考えていきます。まずは予算や条件にとらわれず、自由にイメージを膨らませて。家づくりで最も楽しいのは、この時間かもしれません。しかしいざ考え始めようとすると、意外とイメージが浮かばないもの。「プロに相談すれば何とかなる」と思う人もいるかもしれませんが、他人任せは要注意。家づくりでは暮らし方のイメージがとても大切。土地を決め、建具を決め……家づくりは自分たちで決めことが大事です。イメージをしっかり持っていれば、判断にブレが生じることもなく、より良い方向に決めていくことができます。
最初のイメージはぼんやりしたもので大丈夫。家族一人ひとりの好みやこだわりを自由に口にしてみましょう。話し合ううちに、だんだん具体化されていきますよ。

今の住まいを振り返ると具体的なイメージが見えてくる

イメージする上でヒントになるのが、今の住まいについて日頃感じていること。水場が離れていて家事効率が悪い、収納スペースが狭いなど大きな問題から、スイッチの位置が不便といった小さな不満まで。駐車スペースは広くて便利など、気に行っている点も確認を。
長く快適な暮らしを送るには、将来についてイメージしておくのがおすすめ。子どもの進学や就職、親との同居、老後など、家族は少しずつ変化します。想定しておけば、リフォームが必要になった場合もスムーズです。
家族の話し合いで出た意見は、必ず紙に書き出して。項目別に整理すると家づくりに求めるものが見えてきます。判断に迷った時はこの原点に立ち返り、イメージを確認できます。

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7/4（土）、5（日）、18（土）、19（日）、21（火）
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時間／13:00～16:00（90分～120分）予約制
完全予約制／ご予約はTELまたはWEBからどうぞ