専門家にきく「アロマオイルのある生活」香る暮らし vol.2
引っ越しや異動など、新しい場所や“初めまして”な仲間と出会うことの多い春。慣れない環境で過ごす新生活、ちょっぴり緊張した気持ちをほっと落ち着かせるのは、やっぱりおうちで過ごす時間では。自宅のリビングや寝室など、コロナ禍においては特に、心と体を一息つかせる空間の重要性を感じたはず。その居心地の良さをつくるポイントとして、womo 編集部が注目したのは“香り”。見えないからこそ、その良し悪しを左右するほどのパワーを秘めている。今回は「花」「アロマ」「お茶」という3つのジャンルから、三者三様の香りの“まとい方”を伝授。
【アロマ】静岡市駿河区広野「リラクゼーションb.b」
その効能は無限大 心と体をサポートする 見えざる女性の味方
コスメやフレグランスなどに使われ、女性にとって比較的なじみのあるアロマオイルは、日常に上手く取り入れることで生活を豊かにしてくれる存在。種類によって特徴や作用が異なるため、得られる「効能」で選びがちだが、生活への取り入れ方にはポイントが。
長年アロマオイルを使用した施術を行ってきた木村さんは、「とにかくいろいろな種類の香りを試して、自分が心地良いと感じる、好きな香りを取り入れることが大切」と話す。
自分の好みの香りを嗅ぐと、副交感神経が優位になり、リラックス状態になるのだそう。
「香りにはTPOがある。日中は元気になるような柑橘系、就寝前はリラックスできる香りを選ぶなど、好みの香りの中でもシーンによって使い分けていくと良いですよ」。
ふとした瞬間に感じるアロマの香りに包まれほっとする。そんな癒しのおうち時間を過ごそう。
pick up items
女性特有の悩みに「ゼラニウム」
自律神経のバランスを調整する作用により、ストレス性の不調に効果が期待できる。また、ホルモン分泌を調整する効果により、女性特有の症状の緩和にも役立つ。
むくみ・肩こりに「ジュニパー」
新陳代謝を高め、体内から余分な水分や老廃物を排出する作用があり、むくみや肩こり、筋肉痛、腰痛に効果が期待できる。また、殺菌、消毒作用でニキビや吹き出物にも。
抗ウイルス・気管支系の痛みに「ティートゥリー」
免疫調整作用があり、さらに抗ウイルス、抗菌・抗真菌作用のある成分が豊富に含まれているので、さまざまな感染症対策や花粉対策、口内炎やのどの痛みにおすすめ。
「リラクゼーションb.b」木村さんにきいた香りを活かすTips
1.オリジナルアロマスプレーをつくる
気分をリフレッシュしたいとき、気軽に取り入れられるのがアロマスプレー。スプレー容器に精製水100mlと無水エタノール10〜20mlを入れ、好きなアロマオイルを数滴垂らすだけ。この時季の花粉症対策には、ティートゥリー、ユーカリ、ペパーミント、ラベンダーのオイル。混合すると香りが和らぐのだそう。
2.茶葉を焚いてアロマにする
アロマオイルや強い香りが苦手という人におすすめなのが茶香炉(ちゃこうろ)。お茶の葉を香炉に乗せてロウソクで加熱することで、お茶の爽やかな香りが部屋中にふんわりと漂う。お茶は家に余っているものでOK。フライパンで軽く炒るとほうじ茶になり、少しスモーキーな香りを楽しむことができる。
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