御花印ガール急増中！女性をトリコにする「御花印帳（おはないんちょう）」を持ってお花屋さんをめぐろう

神社や寺院を訪れ御朱印を集める「御朱印ガール」ならぬ、「御花印（おはないん）ガール」が急増している。加盟するお花屋さんをめぐって、各店オリジナルの「御花印」を集めていく「御花印帳プロジェクト」。今年5月から始まったこの取り組みは、みるみるうちに女性の間に広まり、早くもコンプリ―トする人も。「御花印」を集める女性がなぜ増えているのか？その理由を探るべく、womoスタッフ丸山が実際に御花印集めを体験！

今回伺ったのは、静岡市葵区梅屋町のアトリエ＆ショップ「cocorohana（ココロハナ）」。「御花印帳プロジェクト」の企画者である酒井さんが営むお店で、プリザーブドフラワーを詰め込んだボトルフラワーや草花を中心に、フレグランスやバスグッズなどのアイテムが豊富に揃う。

人宿町界隈のお洒落な外観

お店の場所は、新店が続々とオープンしていると注目の人宿町周辺。向かうとひときわ目を惹くお洒落な外観。女子ゴコロをわしづかみにするセンス抜群のお店では、どんな御花印がもらえるのだろう？期待が高まる。

丸山「とってもおしゃれでお店に入る前からテンション上がる～！でも、お花屋さんに行くのって母の日とかイベントがある時だけだから、ちょっと緊張。お花の選び方とか知識はないけど大丈夫かな？スタッフさんが優しいと良いな」

生花や雑貨が溢れる可愛らしい店内

早速入店。店内には季節の草花からかわいらしい雑貨まで、目移りしてしまうような可愛らしいアイテムがずらり。

丸山「わぁ～雑貨だけじゃなくて生花も置いているんですね。このお花、いい香り～！御花印をもらいに来たけど、ついいろいろ買っちゃいそう（笑）。今日は御花印を集めに来たんだった……。あ、これが御花印帳かな？かわいい～！」

御花印帳は全3種類。可愛らしいアンティーク調やボタニカルフラワー、男性ウケもしそうなシックなネイビーまで好みに合わせてチョイスを。

丸山「どれにしようか迷っちゃうな～！私はこのお花がいっぱいなライトブルーに決めたっ！スタッフさん、これにします。そして御花印帳について詳しく教えてください～！」

御花印帳とは？

御朱印のように、花屋を巡ってフラワーアート「御花印（おはないん）」を集める取り組み。
あらかじめ御花印をもらう台紙である「御花印帳（2200円、全20ページ）」を購入して、加盟する生花店や園芸店を訪れると、フローリストたちによる個性豊かな作品を1ページ550円で購入することができる。
作品は、押し花などを利用したものなど、加盟店の完全オリジナル。どんな作品にしてもらえるかは訪れてからのお楽しみ。

加盟店は現在、静岡や焼津、三島市など32店舗にのぼる。20ページの御花印を集めると、加盟店から「御花印帳クーポン券」500円分がもらえる。

「御花印帳プロジェクト」加盟店一覧（静岡県内31店舗、熊本県1店舗/2021.7月時点）

●斎藤生花店（静岡市葵区駒形通）
●SNUGGERY flowers（静岡市葵区七間町）
●ANTIDOTE 静岡PARCO店（静岡市葵区紺屋町）
●re-flower（静岡市葵区鷹匠）
●Flower Factory（静岡市駿河区曲金）
●TEN ROSEs（静岡市葵区人宿町）
●KANNA（藤枝市東町）
●LILWA（静岡市清水区船越東町）
●フローリスト花咲（田方郡函南町）※御花印お休み中
●Florant フローラント（三島市北田町）
●グリーンハウスカトウ（静岡市駿河区中田新田）
●florist RIBBON（静岡市葵区二番町）
●はなやん（静岡市葵区馬場町）
●花びぜん（藤志青葉町）
●花とみどりと茶色い犬（静岡市葵区大岩本町）
●百花（静岡市葵区大岩）
●ブルーインミッチェル（静岡市葵区川合）
●cocon（磐田市三ケ野台）※要予約
●Suger（静岡市葵区羽鳥）
●蓮の花（静岡市葵区新間）※要予約
●ポメゾン（焼津市相川）
●花のあるくらし研究所（静岡市葵区上足洗）
●GO FLOWER WORKS（焼津市小川）
●FLOWER HOUSE YOSHIKA.est（焼津市小川）
●花屋Marley（三島市栄町）※御花印準備中
●APPLE SEED FLOWERS（沼津市大岡）※御花準備中
●花チュール長泉町店（駿東郡長泉町）※御花印準備中
●花雑貨スズキ薔薇園（藤枝市駅南）
●フラワーショップのなか（浜松市東区白鳥町）
●cocorohana（静岡市葵区梅屋町）
●倉本園芸（熊本県上益城郡益城町）

cocorohanaオリジナルの御花印は？

cocorohanaの御花印は、数種類の押し花を使用した作品。季節の花の中から自分好みの花をチョイスして。

丸山「かわいくて迷っちゃうな～」

御花印の作品が完成！

丸山「世界にひとつだけの御花印が完成しました～！私は白・紫・赤のお花をチョイスして、とっても華やかな雰囲気で大満足です。早くもっとたくさんの御花印を集めたいな～！」

花業界を盛り上げ、地域活性化を目指す「御花印帳プロジェクト」

オーナーの酒井さんの想いとは？

新型コロナウイルスの影響によりイベント自粛や冠婚葬祭の延期・中止・縮小が相次ぎ、売り上げも低迷している花業界を少しでも活気づけたいとプロジェクトを立ち上げたcocorohanaオーナーの酒井さん。静岡県内を中心に、加盟店は続々と増え、現在32店舗がプロジェクトに参画している。

「コロナ禍で自粛疲れが続く中、お花のある暮らしで少しでもお客さまの心を癒せたらと“御花印帳”を企画しました。“御花印帳加盟店”へ気軽に足を運び、御花印を収集することで新しいお花屋さんを知ってもらい、お花を買うきっかけになったら嬉しいなと。初めてのお店って少し緊張しませんか？この御花印帳があると、それがお客さまとフローリストのコミュニケーションツールにもなって、初めて訪れるお店にも入りやすくなると好評なんです。御花印帳を持ってぜひいろいろなお花屋さんをめぐっていただきたいですね！」

今後、静岡県内だけでなく全国に加盟店を増やしていく予定。御花印帳を持って旅をする、観光のツールとして展開していけたらと酒井さんは話す。静岡から全国へと広がっていくこのプロジェクトの今後にもぜひ注目したい。