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【ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)】実家のような居心地のよい場所を目指すカフェが2021/4/4(日)に焼津にオープン

【ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)】実家のような居心地のよい場所を目指すカフェが2021/4/4(日)に焼津にオープン

「実家」のように居心地のよい場所を目指して焼津にオープンした「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」。店名の「Like zicca」の“Like”は“〜のように”、“zicca(ジッカ)”は“実家”という意味。カフェでもあるが、お仕事もできて、スキルアップできて、畑もあるという盛りだくさんの場所。「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」を経営する勅使河原明子さん、石田江利子さんにお話をうかがった。

2021/4/4(日)OPEN! グルメ・焼津市一色「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」は焼津の「良知樹園」の事務所内にオープン

焼津市の栃山川近くののどかな場所にある「良知樹園」。以前このコラムでご紹介した、「クスノキテラス」の「チェリー・ビーンズ・ガーデン(CHERRY BEANS GARDEN)」を取材した際にも、おもしろい取り組みをしている造園会社としてご紹介させていただいた。そんな「良知樹園」の事務所として使用されていたスペースを利用してオープンしたのが、「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」だ。

チェリー・ビーンズ・ガーデン(CHERRY BEANS GARDEN)のコラムはこちら

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緑で覆われた建物の扉をあけると、雰囲気のある居心地のよい空間が広がる

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」は、さまざまな顔を持つ。
平日はお仕事カフェとして、テレワーク、リモートワーク、在宅、副業、フリーランス、ワーケーションなど、「良知樹園」の緑に囲まれた中で、お仕事ができる場所。1時間330円〜で、淹れたてコーヒーはおかわり自由。たまごサンドやデザートといった軽食も提供しているので、仕事の合間、お腹が空いたときに嬉しい。
そして、休日(第2・4土日曜)は、季節のサンドイッチプレートやデザート、ドリンクがいただけるカフェになる。

また、畑での農業体験のほか、貸し会議室、マルシェの開催(2か月に1回程度、詳細はInstagramで確認を)、パソコン講座、各種教室など、さまざまな取り組みをしている。

ちなみに現在、教室や講座利用等での貸切予約が多いため、お仕事カフェとして開放している日は限定されている。事前にホームページで営業状況を確認してから訪問しよう。

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」のランチは自家栽培の野菜を使用

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休日(第2・4土日曜)のカフェで提供しているサンドイッチプレートは、ふわふわの厚焼きたまごのサンドと、季節のサンドイッチの2種類。つくり置きはせず、たまごは焼き立てで温かい。取材当日の季節のサンドイッチは、サラダ菜、クリームチーズ、ニンジンのマリネ、チェダーチーズ、キュウリ、ハム、ポテトサラダと具材たっぷりで栄養もたっぷり。満足感がある。
ドレッシングも手づくりしているそうで、自家製のウメ、夏ミカン、ユズなどのジャムと合わせていて、フルーティーでおいしい。思わず、レシピを聞きたくなってしまう。

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(「Like zicca Farm & Cafe」提供写真)

石田さんがつくる手づくりケーキもおすすめ。サンドイッチプレートにもプチデザートとして添えられている。取材当日はバナナキャラメルケーキだったが、ほかにチーズケーキ、アーモンドケーキなど日によりさまざまだ。

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(「Like zicca Farm & Cafe」提供写真)

カフェで提供している野菜は、「ライクジッカ(Like zicca)」の畑、もしくは石田さんの畑で採れた野菜。葉物野菜は朝採れのものも多く、野菜の味も濃くてみずみずしい。そんな新鮮な野菜でつくるスムージーも人気だ。虫よけになるハーブと野菜を一緒に植えることで、農薬不使用の野菜をつくっているという。カフェの裏手の畑のほか、近隣の畑を借りてジャガイモ等も栽培している。

カフェで出してくれるお冷にはほんのりミントの香りがして、すっきりとした味わい。「畑で採れたアップルミントを入れているんですよ」とのことだ。暑い夏にはそんなちょっとした心遣いも嬉しい。

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」ではキャリアップ講座を開講

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「ライクジッカ(Like zicca)」では、次のようなキャリアップの講座を提供している。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)試験合格を目指すExcel講座は、1本5〜8分の長さの動画を、スキマ時間に見るという「動くマニュアル」オンライン講座。無料版と有料版を提供しており、通勤・通学や子育ての合間のスキマ時間も活かせるとあって全国から申し込みがきているという。

広告制作サポート講座は、名刺やチラシ、SNS用などのバナー制作などを学ぶことができる対面講座。何のために、ターゲットは誰か、どんな想いでやっているかなど、コンセプトを改めて確認することからスタート。集客のコツを学ぶことができるので、個人事業主や店舗経営をしている人、企業の広報担当者などにも人気の講座。おやつ付も大好評の夏講座はすでに満席。異業種交流のきっかけにもなっており、現在、9月スタートの秋講座を受付中とのことだ。

「“いつか活かせるその日のために力を蓄えられる場所”になればと考えているんです。最初は自分のお店の魅力を語れなかった方も、講座を受けるうちに上手くPRできるようになることを目指しているんですよ」と勅使河原さんは話す。

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」は雇用をサポートしたいという想いから生まれた場所

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実は勅使河原さんの本職は広告プランナー。子育てをしながら、出版社や広告制作会社などで忙しく仕事をしてきた経験を持つ。今は子育てがひと段落したが、当時は実家に頼りきりだったという。「仕事が終わって実家に行くと、食事はタッパーに詰めてくれていて、洗濯物も畳まれた状態で持って帰るだけ。母には本当に助けてもらっていました」と振り返る勅使河原さん。
実家の助けがあれば、比較的女性も仕事をしやすいが、パートナーが転勤族だったり、子どもが何人もいてブランクができてしまったりする場合、女性のキャリアも途絶えてしまいがちだ。勅使河原さんは、そんな女性たちの復職やスキルアップ支援をしたいと考えていたそうだ。

石田さんも「ライクジッカ(Like zicca)」以外に、2つの仕事を本職として持っている。
「会社の経営と、地域貢献する活動をしています。こども食堂(=地域住民やボランティアなどの有志により、子ども達に無料、または低価格で食事を提供する活動のこと。)もやっているんですが、お年寄りにも参加してもらっているんです。初めは子どもの声がうるさいと言っていたお年寄りも、次第に子ども達の面倒を見てくれたり、食べ方を教えてあげたりと交流が生まれてきたんです。子ども達がきっかけで地域間交流が生まれることを実感しました」と話す。
そんな経験もあり、地域に貢献したいという気持ちが強くなっていた。

「地域が抱える課題の一つに、耕作放棄地の問題があります。でも、農家として現役では働くことはしないけれども、農業指導はできる元気なお年寄りはたくさんいる。そこで、耕作放棄地を使い、そんな元気なお年寄りを農業の師匠として呼び、障がい者の雇用につながるような取り組みができないかと考えたんです」。
耕作放棄地になった土地は、あっという間に雑草が生え、荒れてしまう。土地を持つ人にとっても、畑や田んぼで作物を育ててながら管理してくれることは嬉しいことなのだ。

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早速、78歳の農業師匠に植え付け方法を教えてもらい、ジャガイモを植え、近隣の障がい者施設の入所者とともに収穫。無農薬で育てた。販売先は知り合いのネットワークを使い、石田さん自ら開拓したそうだ。
タワラヨーデルという珍しい品種で、皮が赤く甘味がある。取材当日、ランチのサンドイッチにもこのジャガイモが使われており、カフェでも野菜として販売されていた。

「雇用をサポートしたい」という2人の共通の想いが、「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」になったのだ。

「ライクジッカ ファーム アンド カフェ(Like zicca Farm & Cafe)」の今後の展開が楽しみ

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「今はまだ私も本業があるので、スキルアップ支援と、限られた日数のみのカフェ営業をしています。将来的に、それも自分がおばあちゃんと呼ばれるような年齢くらいになったらですが、母が助けてくれたような「実家」をつくれたらと考えています。子どもを預けて仕事へ行き、迎えにきたときにはタッパーに詰められた手作りのおかずと、畳まれた洗濯物を受け取ることができるようなことができたらと。それには場所も必要ですし、スタッフも必要。家事が得意な人にとっては、ここが働き口になると思うんです」と勅使河原さんは語る。
「ライクジッカ(Like zicca)」は“実家のような”という意味。まさにそういう場所にしたくて名付けられたのだ。
女性の社会進出が進む反面、子育てとの両立は未だ大きな課題になっている。家事や料理が苦手な女性も多い。勅使河原さんが考えるサービスがあったら、女性にとって大きな助けになるはず。勅使河原さんは「おばあちゃんになったら」と話すが、個人的にはもっと早く実現してくれたら嬉しい。

2021年秋には、また新しい取り組みもスタート予定とのこと。「ライクジッカ(Like zicca)」の今後の展開はぜひInstagramで確認を。

【第2・4土曜日曜CafeMENU】
第2・4土曜日曜11:00〜14:00
●季節の萌断サンドイッチプレート(サンドイッチ、サラダ、プチケーキ、ドリンク付)……1100円
●デザートプレート(生クリーム・アイスクリーム添え、ドリンク付)……880円
※セットドリンク…ホットコーヒー、紅茶、冷茶。+110円でアイスコーヒー、スムージーに変更可能
●ドリンク
・ホットコーヒー……330円
・アイスコーヒー……440円
・紅茶……330円
・フレッシュスムージー……440円
・ほっこりお茶セット(お茶っぱクッキー付。深蒸し茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶から選択)……550円

【平日お仕事CafeMENU】
月曜〜金曜 ※水曜定休 10:00〜17:00
●ちょこっと利用 1時間……330円
●半日利用 3時間……550円
●1日利用 7時間……1100円
●サイドMENU
・ふわふわ厚焼きたまごサンドセット……330円 ※サンドイッチ1ピース追加は+220円
・デザートプレート……550円
※Wi-Fi完備。10席のみ。淹れたてコーヒーおかわり自由
※プリンター(A4、B4、A3)あり。モノクロ1枚10円、カラー55円。スキャン無料
※貸切利用が多いため、事前にホームページで確認して来店を

【貸切】
小会議や講座などに。
・10:00〜17:00 2時間2200円
・4名までコーヒーお代わり自由。1名追加ごとに+330円
・1時間延長の場合+1100円
・10名まで対応可能
・サンドイッチやケーキなど、軽食のオーダーも可能。予約時に相談を

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アイスコーヒーはドリップで抽出し、冷やしてあるもの。豆の香りがしてとても飲みやすい味だった

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筆ペンを使って、今までの書き方にとらわれず、自由に楽しく描く書く「彩むすび書」の講座も定期的に開催(「Like zicca Farm & Cafe」提供写真)

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「良知樹園」とのご縁で、造園関係の本も置かれている

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アンティークの品々は「良知樹園」のコレクション

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「Like zicca Farm & Cafe(ライクジッカ ファーム アンド カフェ)」の詳細はwomo店舗ページへ

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焼津市

Like zicca Farm & Cafe

緑に囲まれた静かな空間。平日はテレワークなどができるお仕事カフェ、休日はランチがいただけるカフェに

更新日:2021/8/13
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