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映画「インサイド・ヘッド」の日本語版“ヨロコビ"役、 竹内結子さんを直接インタビューしました!

世界初長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して届けられるディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が、いよいよ7月18日(土)より公開。 日本語版の”ヨロコビ”役を演じた女優・竹内結子さんが、womo編集部のインタビューに応えてくださいました。演技からプライベートまで気になることをたっぷり伺いましたので、womo読者のみなさま必読です! 終わりに、静岡県内で使えるシネマクーポンも掲載しています。ぜひ今週末は映画館へGO!(2015.7.15)

■インサイド・ヘッド 公式サイト

http://www.disney.co.jp/movie/head.html

■あなたのセンター感情は?「あなたグラフ診断」(スマートフォン専用)

http://www.disney.co.jp/movie/head/news/20150625_01.html

お仕事について… 「声のお芝居ってむずかしい。録り直しが何度も」

「声の演技」の苦労を笑顔で語る竹内結子さん

--はじめまして、静岡へようこそ! 静岡には、何度かいらっしゃっていると伺いました。

撮影で何度か。伊豆や熱海が多いんですけれど。
餃子が好きなので、浜松餃子でしょ。富士宮やきそばも食べたことあるでしょ。ちょっとマネして目玉焼きのせてみたこととか、家で。でもあれは何かが違いました。麺とか、ちょっと太めですよね?
それに、うなぎも好きでしょ。
お世話になってます(笑)。

--いえいえ!たくさん知っていただけていて嬉しいです!ヨロコビです!  映画「インサイド・ヘッド」の竹内さんは、ヨロコビという感情で、人物を演じることとはまた違った役どころだったかと思いますが、演じるときに工夫されたことはありますか?

「感情そのもの」って、ヨロコビだとすると、いつも楽しいことばっかりなのだろうかと思っていたのですが、台本を見た段階でヨロコビの戸惑ったり迷ったりする様子もわかり、人間らしいというか、きっと共感できるだろうなと感じつつスタートしました。

実際は、もともと役作りは英語版でできているので、それを日本語で追っかけていく感覚に近かったですね。
わたしが普段言わないようなセリフやテンションが面白かったです。

--今回のお仕事のことも踏まえ、今やってみたいことなど考えていらっしゃいますか。

今はもうヨロコビで頭がいっぱいなので、きっと映画の公開とともに5つの感情のキャラクターたちが旅立っていき、また頭の中が空いたら考えられるかもしれないですね。

--それだけお仕事に入魂されているんですね。

だって大変だったんだもん!!(笑)
ヨロコビじゃないですか。テンションが(高くて)。
声のお仕事は、普段のお芝居とぜんぜん違っていて。いつもはセリフだけでなく表情とか体の動きとかトータルで表現を拾ってもらっているんですけれど、声だけだと他になにも補ってくれないし、ついつい体が動いてもノイズがのるからって言われて。ガサガサ(笑)。
テンションの高さも、このくらいでいけてるだろってやっても、足りなくてもう一度、とか。何度もやり直して。
声だけでお芝居ができる声優さんってすごいなぁと思います。

わたしの“ヨロコビ”ベスト3は… 「甘エビ、富士登山、そしてヨロコビを演じたこと」

「ブルーだった富士登山の思い出が今ではイエローです」

--映画では、竹内さんのヨロコビと大竹しのぶさん演じるカナシミとのやりとりが、主人公ライリーの成長の鍵ですよね。どんなところに共感しましたか?

登場するのは、ヨロコビ以外、みんなネガティブな感情たちですよね。それを最初は不思議に思ったんです。でも物語が進んでいくなかで、みんなそれぞれの特性を活かしてライリーを幸せにしようとしてる。ヨロコビにできないことを、他の感情が補ったり。
ネガティブな感情も含めて自分を肯定できる気持ちになれるのが、この映画の素敵なところですね。

ちょっとは嫌なことがあるから、よりいいものを喜べるし。前しか向いてなかったら、思いやる気持ちがわからないだろうし。失敗したり反省したり、これはよくないって主張できる勇気も持ちたいし。
ヨロコビだけじゃなくて、そういうネガティブな感情ほど人にとって意味があるのかもしれないな、と。

公式サイトに「あなたグラフ診断」というのがあって、それだとわたし“ビビリ”だったんです。
でも別に何かを恐れているってわけではないですし、けっこう怠け者で、ムカムカすることもあるし、カナシミだってあるし、もちろん笑うし。どの感情が特に、ってことは無い気がしていますけれど…ビビリなのかな(笑)。

--インタビューに丁寧に答えてくださるのを見て、ビビリの良い面が出ているのでは…? と感じました(笑)。 配役のヨロコビにちなんで「最近のヨロコビベスト3」なんて。あったりしますか?

そうですね(笑)。 ひとつめは、小学校低学年のころ甘エビが大好きだったんですよ、今もですけれど。
わたしの誕生日に、祖母が何でも好きなものを食べさせてあげる!って言うから「甘エビ!!」って力強く言ったんです。
そしたら甘エビ丼で、甘エビがずらーっと。なんて眺めだろう!ってめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。わーすごい!って。(人生の)一番最初のころのベスト3のひとつですね。

次は、親の立場になって思い出した、昔の話で。
ライリーの思い出は感情ごとに「色のボール」になるんですけど、わたしには、その当時はブルー(カナシミ)だったのに、今思えばイエロー(ヨロコビ)に変わっていたってことがあるんです。
ちょうど静岡に来たとき富士山を見て、家族で富士登山したときのことを思い出したんですけど、みんなで登りながら、最初ははしゃいですごいスピードで登っていたんですよ。キャッキャキャッキャして。
でも何合目かで高山病になって、吐き気が止まらなくなって慌てて帰らされたんです。当時はそのことが悔しくて悲しくて気持ち悪くて、もう。
でも思えばあのとき、お母さんがわたしのことずっと背負ったまま降りてくれてたんですよ。…お母さんすごくない!?って。
だから子供の頃はブルーとかグリーンの思い出だったけど、今はイエローに変わっています。お母さんに愛されてたんだなーって。

あとは、ヨロコビにきまったこと!

--オファーが来たとき、嬉しかったんですね!

実はオーディションだったんです。ディズニーの世界に近づけるなら挑戦してみようって思って。
狭き門なので、決まったときは本当にヨロコビでした。
・・・でもすぐにビビリが出てきて、大丈夫かな!?ってやっぱり不安が最初に来るタイプなのかも(笑)。

プライベートについて… 「オフは家族で過ごします。趣味をタモリさんに相談したことも」

「わたしの趣味は…食い道楽かなぁ」

--「womo」には、リアルライフというコーナーがあります。竹内さんのリアルライフというか、例えばお休みの日はどんな風に過ごされていますか?

家族全員休みの日は、目覚ましをかけないで寝るっ。
だれかが起きたら声かけあいましょう、みたいな。それで、映画でも行こっかとか、相談して決めたり。もしくは昼過ぎまでゴロゴロするなり。もちろん前日からプランが決まっていればいそいそ出かけるんですけどね。

--趣味などはありますか?

それが、あまりなくて。すぐ飽きちゃって長続きしないというか。
お仕事で必要を感じたとき始めてみたりするんですけど、撮影期間が過ぎてしまうと興味を失ってしまうんです。
じゃぁどうしよう、趣味を探さなくちゃと思って。「笑っていいとも!」に出演した際タモリさんに相談したら、
「やめろと言われてイラっとすることがあればそれを趣味だと思えばいいんじゃないか」と言われて。
そうだなー、スポーツはイラっとしないな、みたいな。食べることは、やめろって言われたらイラっとします。だから食い道楽なのかな…?

--甘エビとか、餃子とか、うなぎとか。  けれど趣味が見つけにくいこと、わたしもすごく共感します。

ねー、趣味ってなんだろうね(笑)。
仕事と同じくらい情熱を注げるものを持った方がバランス取れるよって、周りの人にも言われ続けています。
わかってはいるんですが、なかなか見つかりにくいものですね。

--気分転換したいなって思うときはどうしますか?

例えば夜中ですけど、明日の朝ごはんの準備もできて、ふっとひとりの時間ができたときにちょっとお酒とか、静けさのなかで本を読むとか。そんな時間がわりと好きですね。

人それぞれの違いや個性みたいなものが受け止められる、 やさしい気持ちになれる映画

「womo読者のみなさまもぜひ観てくださいね」

--最後に、映画についてメッセージを。

映画はあらゆる人に見てもらいたいんです。 これから世の中に羽ばたいていく子たちには、ライリーみたいに不安なことがあっても、だれかがちゃんと応援してるよ、そのままでいいよって伝えたいし、自分ごととして観たときにも、大人になっても(ライリーと)同じように悩んだり迷ったりするしな、なんだかみんな一緒なんだなって。
そう思えたら、すごく楽になれるなって感じました。

映画の中では、人によってセンター(中心)にいる感情キャラクターが違うんですよ。
ライリーはヨロコビだけど、お母さんはカナシミで、お父さんはイカリだったり。それが個性なんだろうな。
よく笑う子もいれば、思いやりが深いとか、情熱を持っている人とか。
それぞれの違いみたいなものがいい意味で受け止められるし、わかりやすく受け入れられるようになって、やさしい気持ちになれると思います。

公開したら、ぜひ映画館で観てくださいね!

(撮影:村松 / 取材:womo編集部 とおやま)

上映情報

「インサイド・ヘッド」は、静岡県の下記の映画館で7月18日(土)より上映。

静岡エリア:静岡東宝会館/藤枝シネ・プレーゴ/MOVIX清水/シネシティザート
浜松エリア:TOHOシネマズ浜松/TOHOシネマズサンストリート浜北/TOHOシネマズららぽーと磐田
東部エリア:イオンシネマ富士宮/シネマサンシャイン沼津/ジョイランドみしま/シネプラザ サントムーン

竹内結子さんの主人公「ヨロコビ」が聞けるのは”日本語版”。 上映時間は、各映画館のホームページなどで確認してね。

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▼womoシネマクーポンが使える映画館


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更新日:2015/10/7

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