地元で叶える夢のマイホーム
静岡
おしゃれな
暮らし
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静岡県内で理想の暮らしを実現したお宅をご紹介。子どもの成長を考えた部屋づくりや、夫婦の趣味を活かした仕掛けなど、家族のかたちに合わせたオンリーワンの我が家とは。「いつかはマイホームを」と願う読者の背中をそっとひと押ししてくれるポイントが満載。
“菌が育つ家”がテーマ
発酵食の魅力を伝承する暮らし
owner's profile
発酵ごはん教室「円居」主宰辻村 円さんご家族 県内はもちろん、東京や大阪、四国から毎月通う生徒さんがいるほど絶大な人気を誇る、発酵ごはん教室「円居」の主宰・辻村円さん。 麹パワーについてもっと知りたいと、妊娠中に発酵食スペシャリストの資格を取得。得た知識を誰かに伝えたいと教室を開講した。
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円さんの住まいは、ご主人の実家だった場所。家を建てる際のテーマは“菌”が育つかどうか。
発酵菌が育つようにと、ケミカルな壁紙を一切使わず、酒蔵のような造りをイメージしたという。
壁は合板のまま、キッチンはモルタル仕上げ。一見無骨な印象にみえる素材だが、
円さんが少しずつ集めたという古き良き暮らしの道具がしっくりと馴染む。
このキッチン、アトリエと住居空間との仕切りはなく、日常生活が“丸見え”。
あえて区切らないことで、暮らしそのままを伝えたい、という想いが込められている。
アトリエ・リビング、そして浴室へと続く廊下には、子どもが読書や勉強ができるデスクスペースもあり、
こちらもまたつねに顔が見える造りになっている。
広さ、楽しさ、つながり
大きなリビングでみんな笑顔に
owner's profile
焼津市夫+妻+長男+長女 長男が入学するまでに建てたいと思い、スタート。"普通の家"にはしたくなくて、 『Yamaguchi Design』の焼津展示場へ。暮らしやすさとコストのバランスが自分たちにピッタリだったそう。
company data
Yamaguchi Design
はじめての訪問なら、誰もが思わず声を上げるはず。玄関ドアの先には玄関ホールも、シューズクロークも、リビングへの入り口さえもない。
そこに待っていたのは、夫妻が大切にしていたものがギュッと詰め込まれた、土間とリビングが一体となった空間。
デッキを去る長男の声も、テーブルで塗り絵を楽しむ長女のようすも、まっすぐキッチンのママのもとへ。
無垢のアカシアがぬくもりを、DIYで設えた棚の上に置かれた何気ないアイテムがYさん一家らしさを、おおらかな空間に溶け込ませている。
アウトドア好きで、多くの趣味をもつご主人が、どうしても叶えたかった場所が広い土間空間。
当初はもっと広かったが、奥さまの「収納も少しはないと」という声でこのサイズに。
それでも開放感と楽しさは十分過ぎるほど。内と外、暮しと遊び、親と子がつながって、Yさん一家らしさが育まれて行く。
子どもがのびのび過ごせる
上質でゆとりのある暮らし
owner's profile
静岡市清水区夫+妻+長男 結婚したら戸建てを建てたいという気持ちが強かったというご主人。 ご主人唯一の希望だった広いリビングと、収納上手な奥さまの収納・家事動線プランで、住み心地の良い家が仕上がった。
company data
上質な木のぬくもりに包まれたこの家の間取りは、全体的にゆとりを感じる。特にリビングは約20畳もあり広々。
外出自粛時や暑い日など外に出られない日でも、子どもは家の中で走り回ることができ、賃貸時に比べストレスは軽減。
限られた土地の中で1階にリビングを設けるには水回りを全て2階にしなくてはならなかったが、
これが功を奏し、お風呂と寝室が同じフロアにあることによって、子どもの寝かしつけがとてもスムーズになったそう。
また、収納が趣味だという奥さまは収納プランや家事動線を熟考。洗濯機・物干し・洗濯用の流しをまとめて設置したことで時短にも成功した。
家を建ててから、家に帰りたいという気持ちが一層強くなったというご夫婦。お気に入りの休日の過ごし方は、
天井付けの高音質スピーカーからジャズが流れる中、ゆったりとお酒を飲みながら夕食をとること。
理想の時間を過ごせる家には、今日も笑顔が溢れている。